EVO骨格とは??
と、悩んだ話を以前書いたが。
わからなかったのはその単語だけじゃない。
ラブドールど素人の私に立ちふさがる次の壁。
EVO骨格。
…なんですかそれ。
ベルドール東京やPIPER DOLL JAPANのHPにある説明文を読んでもらうとわかるが、とにかくたくさん関節が動くらしい。
と、いうことは、今までのラブドールはそれほど動かせなかったのだろうか。
如何せん、ラブドールを知ったのがEVO骨格からの私。
今では多くのラブドールがEVO骨格らしいから、そのありがたみもイマイチわきづらい。
そもそも、今まで(これも何年位前の話なんだろう…)どの程度動かせてたんだろう。
今回調べてみた結果ではよくわからなかった。
比較してみたサイトなどあったら是非教えてください。気になる…。
どれくらいすごい骨格なのか、ちゃんと説明できない今、私ができることは実際に触ってみての感想を述べることくらいだろう。
そういえば先日、PIPER DOLL JAPANのYouTubeチャンネルに
「やってはいけないポーズはありますか?」
という質問がきていた。
やってはいけないポーズ…
「関節の動きに逆らうような動きをしたら、破損につながるので控えてくださいね。」
としか言えないなぁ、なんて思っていた。
思いついたポーズはだいたいできてしまっていたので、なんでそんな質問がきたのかわからなかったのだ。
でもよくよく考えてみたら、こんなにたくさんの関節が動くなんて、実際に動かしてみないとわからないだろう。
普段からラブドールに触れ動かしていると当たり前になってしまって、見えなくなってしまうものもあるのだと気づかされた。
目から鱗が落ちる思いだ。
今度、PIPER DOLLのあらゆる関節を動かすだけの動画撮ってみようかな。
需要あるかな?
EVO骨格の説明には、「例として180度開脚・M字開脚・体育座り・指先を曲げてピースなどができる」とある。
むしろ今までできなかったのか。と、ちょっと驚いてしまう。
スマホ世代の人に、ガラケーでは画像を見るのもすごい時間がかかった、なんて話をして驚かれるのと同じような感覚かもなのしれない。
まぁ。もうすぐG5が当たり前になるから、動画を見るのに通信制限を気にしてた、なんて今のあるあるに驚かれたりするんだろうな。
日進月歩。科学の進化はすごい。
例に出してるということは、180度開脚・M字開脚・体育座り・指先を曲げてピースというのは、今までできなかったことの代表なんだろう。
このあたりのポーズは、好奇心で練習がてら一通りやってみたけど、確かに特に問題なくできた。
公式の画像にもあるように、四つん這いの恰好もできた。
逆に、やってみたいけど今の私の技術ではできないなぁっていうポーズはある。
例えば、立ってる状態でスタンドマイクに手をかけるポーズとか。
セーラームーンの決めポーズとか。
仮面ライダーの変身ポーズとか…(これはいつかやりたい)
立たせてのポーズは、後ろに壁などの支えがないと倒れそうで怖い。
ちゃんと重心を安定させれば支えなしに立たせることができるはず、と聞いたけれど…。
今後の課題にしよう。
ポージングをしていて気になったのは、指の関節だろうか。
簡単に曲げることはできるし、もちろん問題なくピースサインもできるのだけど。
指の骨格は他の部分に比べるとやわらかいのだろうか。
そこそこ重い物だと、指の骨格の力だけでは支えられなかった。
例えば、スマホで自撮りしているラブドールの写真が撮りたかったけど、スマホはおろかスマホカバーでさえ持たせることができなかったし、
ハサミをこちらに突き出すように持たせてみたかったけど難しかった。
物を持たせるにはちょっと工夫がいるのかもしれない。
また、指の骨格がやわらかいのでポージングをさせている過程で、ふと気づくとあらぬ方向に曲がっている、といった事案も頻発する。
おかげで、その場を離れる前に、必ずドールの指を確認する癖がついた。
やわらかいとわかっていれば注意するし問題はないのだろう。
気になったのはそんなところだろうか。
もっとも、これだけ色々なポーズができるからこそ、こんな些末な部分に目が向いたのかもしれない。
それくらい、EVO骨格はやろうと思えばどんなポーズでもできる、という印象だった。
文:見習い魔女っ子ジェシー