個人的PIPER DOLLの感想① <シームレスボディ>

PIPER DOLLというと、シームレスボディと素材がPREMIUM TPEという特徴が頭に浮かぶ。

若干アニメよりなかわいいお顔、とか、たくさん動くEVO骨格(ベルドール東京 PIPER DOLL JAPANで販売されてるPIPER DOLLEVO骨格が、一部を除いてデフォルトです!)等もあるが、やはり最初に挙げた2つの特徴は強く、PIPER DOLLを語る上で欠かせない。

 

今回はその特徴のうち、シームレスボディについて、普段PIPER DOLLを動かす中で思ったことをお話ししたい。

いつも述べているが、あくまでラブドール初心者の感想である。

参考程度にしていただければ幸いだ。

 

シームレスとは繋ぎ目がない、という意味だ。

ラブドールの多くは、ヘッドとボディが取り外せるようになっている。

PIPER DOLLはそれを一体化した。

ヘッドとボディに繋ぎ目がない、つまりシームレスボディ、というわけだ。

 

どんなものもそうだが、このシームレスボディにも長所と短所がある。

まずは長所。

繋ぎ目がないので、より人間っぽく見える。

特に下から見上げた時、実感した。

繋ぎ目が見えるとやはり、人形っぽさというか、作り物であることを再認識してしまうのだ。

 

ラブドールは人間に近い造形を目指して、進化しているように見受けられる。

どこまで本物に近づけられるか。

より人間らしくなれるか。

その進化の過程で、シームレスボディが生まれることは、必然だったのかもしれない。

 

だがしかし。今日現在、周りを見渡してみても、シームレスボディを謳っているラブドールの数は少ないように思える。

なぜなのか。

 

もしかしたら、個人的に思ったシームレスボディの欠点に繋がるのかもしれないが。

ヘッドが外せないということは、洋服を着せるのが大変だったりする。

最初はPIPER DOLLしか触っていなかったので、ラブドールって大変だな、なんて思っていたのだけど。

ももいろプリンセスSINO DOLLのサンプルも触るようになって、ヘッドが取れると着替えがこんなに楽なんだ!と実感した。

目から鱗が落ちる思いだった。

 

あと、保管の問題もあるのだろうか。

ヘッドが取れるラブドールの場合、吊り下げて保管することができる。

一方、ヘッドが取れないPIPER DOLLは寝かせるか、壁に立たせて保管するしかない。

そうなると困るのが保管場所。

クローゼットに吊るして隠す、なんてことができないのだ。

 

最も、それも過去の話。

PIPER DOLLも去年の中頃くらいから、デフォルトで頭頂部に吊り下げ用フックを取り付けられるようになり、吊り下げ式の保管ができるようになった。

これはありがたい。

これから購入する人にとっては朗報だ。

まぁ、うちのサンプルのドールちゃんたちは、吊り下げ用フックを取り付けられない旧型(?)なので、関係ないお話なんだけどね。

 

ヘッドが取れない欠点をもう一つ挙げるとするならば、別のヘッドをつけられない、ということか。

その点に関しては私自身あまり実感がないので、何とも言えないが…

思いついたので一応挙げてみた。

 

以上が、PIPER DOLLのシームレスボディに対する私の感想である。

次回は素材のPREMIUM TPEについて、思ったことをお話したいと思う。

 

文:見習い魔女っ子ジェシー