エラストマー素材(TPE)ってどんな感触?

私が初めて動画を作ったのは、ベルドール東京YouTubeチャンネル用のものだった。

公式の画像を繋ぎ合わせたそれは、初心者の手習いにはちょうどよかったが、視聴者からはどう映っていたのだろうか。

今となっては少し恥ずかしい。

 

動画を上げる際、概要欄に動画の説明を書くわけだが。

例として渡された「ラブドールの説明文」に書かれてる文章の意味がまったくわからなかった。

知らない用語だらけなのだ。

正直、今もちゃんと説明しろ、と言われるとちょっと逃げ出したくなる。

 

ベルドール東京はTPE(エラストマー素材)ドールとシリコンドールを扱っている。

当時、主に動画にしていたのはTPEドールのほうだ。

なので、説明文にも「素材はTPEです!」みたいなことを書くわけだけど…

 

そもそもTPEってなんだ?

医療にも使われてる安全な素材だよ、と説明されたけど、正直あまりピンとこなかった。

ラブドールを買おうと思ってる人とか、この動画を見てくれてる人はみんなTPEを知ってるのだろうか。

私が世間知らずなだけなのか…

 

わからないので、とりあえず調べてみた。

TPEとは熱可塑性(ねつかそせい)エラストマーのことらしい。

なんじゃそりゃ。

知らないものを調べたら知らないもので説明されてしまった。

「熱可塑性」すら読めなかったよ…。

 

どうやらその実態は、熱でやわらかくなるゴムみたいに弾力のある素材らしい。

つまり、形を作るのが簡単なゴムとでも言い換えられるだろうか。

暑さや寒さにもそこそこ耐えられる、とか、色を付けるのが楽、なんていう長所もあるようだが。

やはり、プラスチックのように簡単に形を変えられるゴムという特徴が最大の魅力なんだろう。

 

さて。

素材の性質はわかった。

でも、感触や質感がまったく見えない。

ゴムということはきっと弾力があるのだろうけど。

固いの?やわらかいの?

悩んでも文字からは何も見えてこないので、実際にサンプル品を触ってみることにした。

あくまで私の感想である。参考程度に聞いていただければ幸いだ。 

 

TEP製ラブドールのほっぺたをひっぱってみる←TEP製ラブドール代表・DOLLHOUSE168綺(アヤ)

 

今、周りにあるものも触って、感触や硬さがTPEドールと近いものを探したが、残念ながら該当するものはなかった。

なので、イメージになってしまうのだが。

TPEは触った感じが低反発マットレスに似ている。

 

やわらかいけどしっかりした感触。

肉の多いおっぱいや太もも部分はむにむにとやわらかい印象が強いが、逆にウエストなど肉の少ない部分はちょっと固めで引き締まってる印象だった。

顔もどちらかというと固め。

…私のほっぺたを引っ張った時と感触が似ているかもしれない。

 

ついでにPIPER DOLLも触ってきた。

PIPER DOLL晶の顔をつまむ画像PIPER DOLL150cm 晶(Akira)

晶は本当はこれくらいかわいい 普段はこんなに美少女♡

 

素材は最高品質 PREMIUM TPE(プレミアム・エラストマー)。

普通のTPEよりもやわらかくて弾力もある、との触れ込みだ。

TPEが低反発マットレスだとするなら、プレミアム・エラストマーは…

さしずめ、ビーズクッションだろうか。

おっぱいや太ももはもちろんやわらかくてぽよぽよしてるが、ウエストもほっぺたもやわらかい。

硬いな、と思う部分がなく全体的にやわらかい。

たまにいる、やたらやわらかくてよく伸びるほっぺた。あの感触だ。

 

 

どちらも「女の子」だった。

もはや、これは好みの問題なんだろうな…

友人の二の腕を偶然つかんでドキっとするような、あの感覚を思い出す。

ただやはり本物の「女の子」と違うところもあった。

おそらくこれはどのラブドールも当てはまる話だとは思うが…

 

まず体温。夏場はともかく冬場は一層ひんやりした触り心地だろう。

よりリアルさを求めたい人は、ホットウォーマーなどであっためたりするらしい。

 

あとこれもラブドール共通だと思うが、肌にベタつきがある。

素材をやわらかくするための物質が少しづつ染み出してるようで、自然現象なのだけど。

やはりちょっと気になる。

対策としてはベビーパウダーをはたくことらしい。

これで肌表面はさらさらで、やわらかい触り心地が楽しめる。

それに、ベビーパウダー独特の香りも、なんだか女子を感じさせてよいではないか。

 

以上、独断と偏見でTEPの触り心地をお伝えしてみた。

重ねて言うが、ここに書いたのは私の乏しい人生経験からのイメージだ。

あくまで参考程度で…本当に参考程度にしていただければ幸いだ。

 

文:見習い魔女っ子ジェシー