ラブドールお迎えの前に。よーく考えよう。

新型コロナウイルスが猛威を振っている。

もはや日本も他人事ではなく。

話題は連日ニュースを賑わせ、危機感を煽ってくる。

マスクがどこに行っても品切れの中、我が家のマスクの在庫はそろそろ尽きそうで、花粉症でもある私は少々焦っている今日この頃である。

うちの近所だけだろうか?

手作りマスクの材料とか、キッチンペーパーも品薄になっている様子。

どうしたらいいんだ…!

 

皆様におかれましてもどうか無事に。

お互い気をつけていきましょう。

 

そして、今現在ご注文頂いているお客様。

大変長らくお待たせ致しまして、誠に申し訳ございません。

中国のラブドール工場が稼働再開したとのことです。

詳しくはベルドール東京のお知らせをご確認くださいませ。

 

さて。ここからは、これからラブドールが欲しいとお考えの方に向けて。

昼休み等にツイッターパトロールをしていると、ラブドールを買おうか悩み中、という方をちょくちょく見かける。

欲しいと思うけど、踏み出す勇気が出ない、といった感じだろうか。

やはりモノが「ラブドール」ということもあり、違う世界に飛び込む感はあるかもしれない。

 

それ以外で二の足を踏む理由として、やはり金額と保管場所の問題があるのだろう。

20202月現在。ベルドール東京で扱っているラブドールの価格帯は、79,000598,000円になっている。

ブランドによって価格帯が違うからだろうか。

思ってた以上にけっこうな価格差がある

とはいえ、この中では一番安い79,000円だって、私にとっては大金。

ポーンと出せる額ではない。

 

保管場所も大変だ。

私はスタジオのベッドに寝かせて保管しているが、もしも自分の家だったら…どこに置こう?

それに家族がいる人は隠す必要もあるのか。

先輩ドーラーさんたちはどうしてるんだろう。

 

 

「値段が高くて置き場所に困る。」

欲しいけどどうしよう、と悩むのも無理はない。

私はそんな悩める方々に言いたい。

結論を急ぐ必要はない、と。

 

実は私も過去に、値段が高くて置き場所に困るものを購入したことがある。

値段は確か、年末のセールで当時110,000円くらい。

PIPER DOLLでいうと、アリスちゃんトルソーと同じくらいだ。

一体何か思いつくだろうか?

 

正解は電子ドラム。

音をイヤホンで聞けるので、本物のドラムを自宅で練習できない人にうってつけ…

のはずだったのだが。

パットの打撃音や、バスドラのペダルを踏む振動が、想像以上にうるさく、家族からの苦情が絶えなかった。

また、パットの打撃音が大きくて、イヤホンからの電子音が聞こえず、電子である必要はあるのかとちょっと後悔した。

かくして私の電子ドラムは、取り込んだ洗濯物置き場へと変貌を遂げたのだった。

購入から数ヶ月余りのことである。

 

この経験から、私はラブドール購入に悩む方々に訴えたい。

じっくりいろんな可能性を考えて決めてほしい、と。

 

私の電子ドラムは衝動買いではなかったし、実際に試奏もさせてもらったが。

楽器屋さんよりも静かな自宅で叩いたらどうなるのか。

バスドラのペダルを踏んだら床にどのような振動が伝わるのか。

そもそもそれは本当に必要なのか、等。

実際に手に入れたその後のことまで想像が及んでなかった。

ただただ、ドラムを華麗に叩くかっこいい自分を想像していただけに過ぎなかったのだ。

 

もちろん、衝動買いを否定するつもりはないし、悩んでいる間に完売してしまうこともあるので、一概には言えないが。

私の電子ドラムのように、こんなはずじゃなかった、と後悔しないように、是非、納得いくまで悩んで決めてもらいたい。

その手助けに少しでもなれるよう、これからも私のできる範囲で発信していくつもりだ。

 

そして、もしも購入した暁には、末永くかわいがってもらえればな、と、ドールちゃんを愛でる者としては願わずにはいられない。

 

文:見習い魔女っ子ジェシー